2010年10月23日土曜日

福山競馬に新馬15頭

 存廃の岐路に立つ福山市営競馬(福山市千代田町)の競走馬オーナーでつくる県馬主会(八木徹会長)は、2011年度のレース開催を前提に、サラブレッドの1歳馬15頭を購入した。先行きが不透明な中、新馬の購入をためらう馬主もいるといい、関係者からは市に対して早期に存廃の結論を出すよう求める声も出ている。

 市競馬事務局によると、同競馬の競走馬は10月22日現在344頭で、1日11レースを3日単位で開催するためには、ぎりぎりの頭数。魅力あるレースを組むためには、新馬を毎年、50〜60頭購入するのが理想という。

 県馬主会では、会員が18〜21日、北海道浦河町の日高軽種馬農協で行われた競りに参加し、競走馬計15頭を各80万〜250万円で購入した。

 しかし、馬主の中には、「競馬がいつ廃止されるか分からない状況で無理もできない」と購入を控える意見も根強いといい、11年度に向けて競走馬をさらに購入するかは不透明だ。

 八木会長は「レース開催を維持するために新馬の購入は必要だが、市の方針が見えにくく、判断ができない。具体的な計画を早く示してほしい」と話している。

 福山市営競馬事業については、有識者らによる検討委が9月末、「速やかに廃止すべき」としながらも、黒字化の条件付きでの存続を認める答申を羽田皓市長に提出。羽田市長は「答申を尊重する」とし、11年度の予算編成までに一定の方向性を出す意向を示している。(読売新聞)