2010年11月4日木曜日

厩舎見学し馬と触れ合い


 福山競馬の調教師と騎手でつくる広島県調騎会は3日、福山市千代田町の福山競馬場で、厩舎(きゅうしゃ)を案内する見学会を開いた。

 公募で選ばれた競馬ファンら12人が、馬用の小屋や運動場を見学した。案内を務めた徳本慶一調教師は「レース1週間前から飼料を減らす。馬は飼料の量でレースが近いことを理解する」などと説明した。参加者はバナナを与え、触って馬との交流を楽しんでいた。

 騎手と馬との記念撮影などもあった。競馬場を初めて訪れた尾道市門田町、尾道大4年市場隆介君(22)は「筋肉の硬さに驚いた。次は走る姿を見に来たい」と話していた。

 厩舎内の一般公開は初めて。福山競馬場は累積赤字が約20億円に上り、存続の危機にある。競馬場への関心を高め、来場者増につなげるために企画した。(中国新聞)

【写真説明】競走馬と触れ合う参加者