2010年11月30日火曜日

金沢競馬 直ちに廃止はないものの将来廃止判断も

 金沢競馬の経営状況や改善策を検証する委員会が開かれ、ただちに廃止することは適当ではないとしたものの存続期間については定まりませんでした。県庁で開かれた委員会では金沢競馬の存廃についての骨子案が議論されました。案では、存廃の見通しについて、ただちに事業を廃止することは適当でないものの将来、廃止判断もありえる。判断基準については税金を投入しないことが適切だとされ委員からも異論は出ませんでした。一方で、存続期間については「期間を決めるべき」という意見が出ました。現在、金沢競馬には24億円もの基金がありますが、委員は、廃止が決まった場合の競馬関係者への協力金や、災害など不測の事態が起きた場合の試算を含めて、基金が底を打つ期間設定が必要だとしています。次回の委員会は来月中に開かれ、最終的な結論を出す見込みです。(北陸朝日新聞)