2009年6月11日木曜日

29頭のサラブレッド出品 鹿児島県 大崎町で1歳馬の競り市


 九州では唯一となるサラブレッドの1歳馬(2008年産)の競り市が8日、鹿児島県大崎町野方の日本軽種馬協会九州種馬場で開かれた。熊本、宮崎、鹿児島の3県から牡、牝計29頭が出品。生産者ら約100人が見守る中、9頭が落札された。競り落とされた馬は調教され、来春以降のレースに出場することになる。
 売上高は前年比25%増の1680万円、平均額も同25%増で約186万円。最も落札額が高かったのは熊本県産の牡で、315万円だった。
 同協会によると、08年に全国の牧場で生まれたサラブレッド系馬は約7360頭で、このうち九州産は88頭。競りを主催した鹿児島県軽種馬協会の柏木務会長は「地方競馬の不振や牧場の後継者不足で業界は厳しい。馬には各地のレースで活躍してほしい」と話した。(西日本新聞)<写真>競りにかけられるサラブレッドの1歳馬