2009年12月27日日曜日

栗東トレセン調教用 ゼッケン再利用 県内の2授産施設 「バッグ」ブランド化

 滋賀県内の2つの授産施設が連携し、栗東市の日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニング・センターの競走馬のゼッケンをリサイクルしたバッグの独自ブランドを立ち上げた。ブランド化で付加価値を高め、障害者の収入アップを図る。

 ■障害者の収入アップ期待

 作業所は、トレセンに近い草津市山寺町の身体障害者授産施設「若竹作業所」と、守山市水保町の聴覚障害者授産施設「びわこみみの里」。バッグは2006年、若竹作業所が、廃棄されていた調教用ゼッケンを無償で譲り受けて作り始めた。場外馬券場などで販売したところ、競馬ファンらに好評で話題になった。

 これまでは縫製作業を一般企業に任せていたが、障害者がすべての作業に当たれるようにデザインなどを見直し、びわこみみの里で縫製や包装を行うようにした。若竹作業所でゼッケンに付いた泥や汗の汚れを落とした後、同里で製品化する。

 これを機に英語で「優駿」を意味する「steed」という名前も付けブランド化した。製品は「パドック」や「ジョッキー」などユニークな名前を付けたショルダーバッグやトートバッグなど5種類があり、どの製品にも馬の顔をイメージしたブランドマークを刻印している。

 バッグ製作の橋渡しを務める県社会就労事業振興センター(草津市)の城貴志さん(32)は「一般ブランドとも勝負できるよう品質を高め、より多くの障害者の収入アップにつなげたい」と期待する。(京都新聞)

<写真>競走馬の調教用ゼッケンをリサイクルして作られたバッグのブランド「steed」(草津市・県社会就労事業振興センター)

 インターネット販売が中心で、アドレスはhttp://steed.jp/