2010年9月17日金曜日

8400万円のコスト調整了承 県競馬組合運営協

 県競馬組合運営協議会は14日、盛岡市内で開かれ、県競馬組合(管理者・達増知事)が提案した8400万円のコスト調整を盛り込んだ年間収支計画の見直し案を了承した。計画見直しは今季2度目。1着賞金と出走手当の一律カットにも踏み込み、存続条件の「収支均衡」を図る厳しい経営が続いている。

 第2期まで(4月3日〜8月16日)の累計発売額は計画比1・4%減の93億4100万円。これを基に総利益の見通しを試算した結果、年間の収支不足額は8400万円となった。

 計画見直しでは、発売日数やレース数の追加で3千万円を確保。1着賞金(10%程度削減)と出走手当(出走ごと1〜2千円削減)の一律カットで2700万円を工面する。

 そのほかのコスト削減は▽投票従事員の配置見直し1100万円▽光熱水費など販売・管理費800万円▽ファン優待バス一部廃止など営業販売費700万円−など。見直し後の収支計画は発売額191億6千万円(第1期見直し計画比2億9700万円減)、事業運営費34億5400万円(同2700万円減)。

 運営協議会では「賞典費削減で馬主離れが心配される。売り上げを増やすために手を尽くしてほしい」などの意見が出た。

 同組合の高前田寿幸副管理者は「厳しい経営状況だが、最近のレースの発売額は好調傾向にある。今後も関係者の理解を得ながら岩手競馬を存続させたい」と話す。(岩手日報)