2011年12月11日日曜日

岩手競馬:売り上げ好調、宮古は1.5倍に 沿岸部の行楽施設は被災

沿岸部で岩手競馬の馬券の売り上げが好調だ。宮古、種市(洋野町)の両場外馬券売り場では、販売額がそろって昨年を上回っており、関係者は震災による影響を指摘している。

 県競馬改革推進室によると、5月14日~今月5日までのレース開催日90日間の馬券売上金額は宮古の場外馬券売り場で2億7800万円、種市では4億8800万円。宮古では昨年同期の1・5倍、種市では約1・1倍となる好調ぶりだ。

 県競馬組合の平野直・経営管理部長は「震災により沿岸部の行楽施設が被災し、競馬が身近な娯楽として親しまれているのではないか」と分析。宮古に限っては、隣接する釜石の場外売り場が被災して、営業を休止していることも影響しているという。

 一方、県内全体の売り上げは前年比で約10%減少した。(毎日新聞)