2011年12月15日木曜日

大村愛知知事:県競馬組合の議員報酬ゼロを提案へ

愛知県と名古屋市、豊明市で構成する一部事務組合「愛知県競馬組合」議会の組合管理者を務める大村秀章知事は、議員報酬をゼロにする条例改正案を27日開会の12月定例議会に提出する方針を決めた。15日に開かれる「議会あり方検討会」で説明する。

 名古屋競馬を運営する組合の累積赤字は昨年決算で約40億円に上り、経費削減に向けて報酬見直しが不可欠と判断した。

 組合議会は▽県議8人▽名古屋市議8人▽豊明市議2人--で構成され、条例に基づき各議員に月額3万1000円が支給されている。

 改正案では、現議員の任期が終わる来年5月まで無報酬とし、それ以降は改めて議論するとしている。

 県競馬組合や名古屋港管理組合など一部事務組合議会の議員報酬について、河村たかし名古屋市長も「報酬の二重取り」と批判。県競馬組合議会は報酬を月1万円、議会開催時の日当1万円の年15万円程度にする正副議長案を軸に報酬削減を調整していた。(毎日新聞)